ミュージカル・ユニットWAOでは2025年8月にオリジナル・ミュージカル『舞姫』(原作:森鷗外)を上演いたします。その主人公である太田豊太郎役、ヒロインであるエリス役をオーディションにて配役したく、ご案内をお送りさせていただきます。
2017年に旗揚げされた弊劇団は、これまで3回の劇場公演のほか、1本のカフェ公演、2本のYoutubeミュージカルを製作して参りました。劇団が標榜するスローガン「新世代のミュージカル」の通り、すべての製作において若手俳優・クリエイターの方々に協力をいただき、ご活躍頂いております。
この『舞姫』という作品は、2021年の上演を企画していたところ、コロナ禍の影響で実施が叶わず、延期していた作品です。今回4年越しの、満を持しての上演となります。
新しい音楽体験・劇場体験を創出する取り組みに、ぜひお力をお貸しください。
2015年、シリア内戦に脅かされた100万人の難民がドイツに押し寄せた。
2020年のコロナ・パンデミックでは、多くの国がその国境を閉ざした。
「オーバー・グローバリズム」と言える国際主義・全球主義の行き詰まりは、そのほつれが様々な形で顕在化している昨今の情勢を見れば明らかであるが、森鷗外の小説『舞姫』が執筆されたのは19世紀末、ナショナリズムが世界中に拡大した時期であり、右傾化・自国民第一主義の席巻する社会という点では、現在地点と非常に似通っている。
『舞姫』の舞台であるドイツ・ベルリンは、その街の象徴として「壁」がある。この壁は誰もが知っているように第二次世界大戦後に東西ドイツ分断のために建設され、1989年、ドイツ統一直前に崩壊した。『舞姫』は壁ができる前の物語であるのと同時に、壁が崩壊した現在につながるベクトルを持っている。ベルリンという街の特異性は、この作品を現代に至るまで名著たらしめている要素の一つである。
今回の上演台本は時代設定を曖昧にし、『舞姫』が描くストーリーラインを克明にする。
また19世紀~21世紀にベルリンで起きた/起きている事実を混ぜ込むことで、この物語が19世紀末の出来事に留まらない、この右傾化した社会において重要な意味合いを持つことを提示する。
楽曲は時代背景をカバーしながら、現代音楽の手法を用いて、全編をDTMにて制作する。
■日程
2025年
5月頃〜 楽譜&音源配布開始
7月14日〜7月20日 プレ稽古=歌稽古・振付稽古の可能性あり
7月21日〜8月17日 集中稽古期間(12:00〜20:00予定)
8月18日 劇場仕込み
8月19日・20日 舞台稽古・GP
8月21日〜26日 本番期間(全10〜12ステージ)
◾️劇場・稽古場
劇場… 王子小劇場
稽古場…都内稽古場
◾️クリエイティブ
原作…森鷗外『舞姫』 脚本・作詞・演出・舞台美術…國武逸郎
振付…高山和大/岡田玲奈 音楽監督…SOY 作曲…姫野七弦/マカ・ママレード
歌唱指導…日下麻彩
照明…松田桂一 舞台監督…宅間脩起
◾️今回の募集キャスト
・太田豊太郎(歌かなり多め) …10代後半〜30代前半の男性
…演技、歌唱に特に秀でている者。
・エリス(バレエ・コンテの振付多め) …10代後半〜20代後半の女性
…演技、歌唱、ダンスに秀でている者。
下記メールアドレスに
・履歴書(A4用紙1枚、自由書式)
・課題曲の歌唱動画(YouTubeにUPすること)
※課題曲はこちらから音源・楽譜を入手してください。
豊太郎:https://drive.google.com/drive/folders/1-uV-s1Z-kMowJ7Gw2b_Imasgz_ssA0W0?usp=sharing
エリス(2曲):https://drive.google.com/drive/folders/1-0INt01RRfIx9xnnFH_hQuD-s5Fb3bSC?usp=sharing
・自由曲の歌唱動画(2分程度。YouTubeにUPすること)
を添付して 2024年8月31日までに下記メールアドレスまでご送付ください。
動画審査を経て、随時動画・対面等での追加オーディションを実施させていただきます。
メールアドレス:wao.musical@gmail.com
1ステあたり10,000~15,000円でご相談させていただけますと幸いです。
(一人当たり5ステ出演予定)※金額については応相談
★オーディションに関する問い合わせ先
ミュージカルユニットWAO(wao.musical@gmail.com)